【あかぎ大沼・白樺マラソン 2010】




猛暑日じゃない日を探すほうが難しいくらいに連日暑い日が続く8月。
全国で1,2位の暑さを競うこの群馬。夏場のレースには死ぬほど不向きな土地です。

そんな中、出場してきたのが、あかぎ大沼・白樺マラソンでございます。




名前の通り、赤城山の頂上一歩手前にある「大沼」というでかいそのまんまなネーミングの沼の周りを走るこのレース。

標高1,300mと本気で息苦しい高地レースでございました。

    



実は4年ほどまえに一度このレースに出場しておりましたが、その時は1周5qで18分30秒以上かかっており、結果は見るも無残なものでした。




そして、今回は沼2周で10qのコースに挑みます。

試合当日、山の上ということもあり、公共交通機関は一切皆無なため山頂手前は車で溢れ返っていました。
そこそこ早めに出たつもりが、結局一番遠い駐車場からシャトルバスを利用して会場へ向かうような形となりました。それもそのはずエントリー数が4,000人からいますからねぇ・・・。




そして、自分の近況から申しますと・・・内臓系のコンディションが最悪でございました。
まず、薬をずっと服用するほどに胃腸が弱っており、道中のクネクネ登りで車酔い。
さらに下痢腹を抱え、トイレ難民となる始末。

    


マラソンのスタミナ源を作り出すのに絶対に重要なのは内臓です。これが弱っている時点でレースに勝ち目はありません。


「今日一日は引率」と決め込み、完全にレースをオーバスローで湖畔に棄てました。





今回の10q出場者は1,000人以上。
うち、わがチームからはトリゴエ、ケイスケ、オカモト、ぽっと出、イケメンイケモリ、カナイ、ガリオ、ヨシタロウ、クズ石の9人が出場。



今回の見所は玄人会復帰を目指す「影薄(シャドウ)」オカモトが、聖人イケモリに勝てるかどうか。自分のレース以上に興味が湧くところです。



しかし、一日20q近く距離を踏んでいると噂されるイケモリ。彼は「そんなに走ってないですよー」と否定するが絶対走ってる。あいつは嘘をついている。Tシャツから浮き出る筋肉量がそれを物語っている。「能ある鷹は爪を隠す」という言葉がありますが、彼はプニップニの肉球の下にとんでもないデスクローを隠している。

    





そうして、スタート時間が訪れました。


1,000人以上もスタートラインに集まるとそれはもう長い列が出来上がります。特にタイム別スタートは行わないようなので、全員を7〜10列目付近に待機させました。おおよそこの付近であれば流れに乗ってスタートできると思ったのです。



・・・しかし、どう見ても聖イケモリの姿だけが見当たりません。
他の者に聞いても見ていないと。仮にもレース初心者である彼を放っておくわけにもいかず、全員であたりを見回し発見を急ぎました。


ここでお揃いのチームTシャツを着ていることに利がありました。
「走れ、豚」と書いてある水色のTシャツを発見、一番先頭の列に。


   


このレースの最前列は現役高校生ランナーが鎬を削るやばいポジション。巻き込まれれば相当な体力消費は免れません。


急いで呼び戻したものの、天然なのか狙いなのかさっぱりわからない彼にただただ畏怖の念を覚えるしかないのでした。



きっとヤツのデスクローには象をも絶命させる毒薬が仕込まれているんだと思う。

    


つづく






【あかぎ大沼・白樺マラソン 2010】 その2


恒例の「興味のない人は置いてけぼり」マラソンマップです。
次回、出ようかなぁと思っている人の参考になれば幸いです。

夏のレースとしては、息苦しさを除けば良いコースだと思いますよ。




今年からスタート位置が変わったようでして、ボート乗り場とか食堂が集積している近辺から。トイレ借りたさにお店に客が流れたりするんだと思います。

山レースとは言え、沼の周回ですから高低差はさほどでもありません。(20mちょいくらい?)
がしかし、登って降りて登って降りての繰り返しですので、数字以上に体力を消耗するのでご注意を。




そして、最大の難所は「10qの場合2周走ってゴール」という点です。

1周10qのコースなら中途半端なところで仮にリタイアしても、結局ゴール地点に自力で戻らなければならないのですが、2周するレースだとわけが違います。

先にゴールしちゃってる人なんかを2周目突入直前に見てしまうと、「リタイア欲」がムラムラと沸き起こってまいります。

「今日は下痢だし・・・」
「今週脱臼したばかりだし・・・」

リタイアする理由はいくらでも考え付きます。


        


マラソンしている人は心が強いと思ったら大間違いです。



つづく










【あかぎ大沼・白樺マラソン 2010】 その3


それではタイムの良かった順に結果発表。



■トリゴエ 36分

「10qのレースなんて走りきれない!」なんてよく言えたな!というタイムでゴール。

  


このコースだと平地で走るより2分は余計にかかっていると思われるので、まともに走れば34分程度では走れるみたいです。

それでも、現役高校生には敵わず順位は30番程度。
高校駅伝県予選に照準合わしてるような高校生が30人以上はいましたからねぇ・・・この順位は仕方ないでしょう。





■ケイスケ 39分

最初から最後までタイムだけ見ればイーブンペース。
おおよそ1qを3分50秒前後で楽に走るつもりだったのですが、コースがきっついのと、腹具合がきっついのが合わさり、悶絶しながらのゴールでした。

昔なら、起き抜け・ノーアップでもこのタイム以上に走れたはずなのに・・・


ヨダレだか汗だかわからない粘液を全身から垂らしながら、完走証をもらいに列に並んでいると、隣の列に美人が並んでいました。やけに涼しそうな顔をしているので5qに出走した選手かと思ったら、オレと同じゼッケンの色。


   



つまり、10qの部でオレとそう変わらないタイムで走っているわけです。

片や、バイオハザードに必要最小限のメークで出演できそうなゾンビ的仕上がりの自分に対し、汗がレモン味かグレープフルーツ味なんじゃないかという颯爽とした美人。

「日々の積み重ねが大事」と人に説く時には、対比図としてご使用いただけるほどの差がそこにはありました。



終了後、大会事務局に入っていた大学の先輩に行き会い、「お前は体が強くないんだから無理するなよ」と同情票を獲得できたほどの仕上がりだったようです。

  






■「イケメン」イケモリ

「聖お兄さん」への出演が望まれるイケモリは40分でゴール。

オレとの差は1分30秒ほどあったものの、オレとトリゴエは後方からの足音が聞こえると、イケモリなんじゃないかとびびりながら走っておりました。

このコースで初10qレースであれば十分なタイムでしょうが、道を這う蟻を踏まないように走ってさえいなければ、もっと良いタイムで走れたんじゃないかと思います。(推定)


 



■カナイ 42分

膝の痛みを気にしながらでしたが、期待通りの走り。
今まで一度も抜いたことのないオカモトを5q地点でかわせたのがよほど嬉しかったらしく、抜き様にケツをぱつーんと叩いてやったそうです。






■「シャドウ」オカモト 43分

素人二人に抜かれ、玄人会の名前を地に落としてしまったオカモト。

オレ同様、コンディションがあまりよくなかったようですが、打倒イケモリを誓い、酒を絶ち、地道な練習をしてきたのを知っているだけに腑に落ちない結果となってしまいました。


このマラソン記を読んだオカモトくんの友人が、「素人に負けてんじゃねぇよ!」と彼をなじり攻め立てる様が目に浮かびますが、それを肥やしにがんばってください。





■ガリオ 46分

イーブンペースで乱れのない走りが功を奏し、前走の嬬恋マラソンではボロ負けだったポッと出を完全に下し、ここんとこパッとしなかったガリオでしたが、ようやっと見れるタイムで走れたようです。よかったね。


   


■ポッと出 49分

かつては大型新人に期待を込めて、「ポッと出」と呼んでおりましたが、まったくポッと出れずに終了。全然タイムが上がらねぇなぁ。

さすがに自分の立ち位置を理解したのか「打倒イケモリ!」とかいうのは止めたようです。
まずはもうちょっと体重を落とすのと、大便が洋式でないとダメという体の固さをなんとかしないといけませんね。



■ワッキー 55分





いやぁダメですねぇ。確実にタイムが落ちていってます。
まず練習にほとんど顔に出さないんですもん。

本人も「走れなかった言い訳するのが義務みたいになってきた」というくらいにいろんな理由を挙げておりました。
でも、発疹ができたのはちょっと可哀想でした。



書ききってから言うのもなんですが、今まで「ヨシタロウ」て名前で呼んでましたね、オレ。まぁいいや。






■クズ石 56分




ミスター廃棄物。

まったく練習に顔を出さなくなってしまったクズ石。見るたびに顔のラインが丸くなっています。
一生懸命がんばってそのタイムなら仕方ないのだけど、そうじゃないうえにお決まりの「まぁ、オレクラスになると、あと10qもあればレースをひっくり返せますよ」というクズ発言が皆をイラつかせておりました。


まずは練習に顔出せ!クズ!







というわけで、あかぎ大沼マラソン無事全員完走です。



帰りは「とんとん広場」で豚を食ってきましたが、「ちょっと頑張りすぎちゃったみたいで・・・」とイケモリが残したご飯をタイムが遅い順に3人が分け合って食べていたのがとても象徴的でした。

    



また、下位3人だけがご飯大盛にしていましたが、「それだけがんばったってことですよ!フゴフゴ」とライスを口いっぱいに頬張りながら申しておりました。






おわり









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