2010.06
第3回嬬恋キャベツマラソン






全日本ドMマラソンとサブタイトルをつけてもいいくらいにコース内容のきつい「嬬恋マラソン」へと・・・昨年、完膚なきまで痛めつけられ、「二度と出ない!」と終了直後に宣言したにも関わらず今年も帰ってきてしまいました。

前回のレース内容・・・嬬恋マラソン(2009.06)






過去3回連続出場している人はスーパー弩級Mと断定します。

       




2回連続出場の我々も十分なドM気質だとは思いますが、練習の成果を体脂肪計の増減だけで判断するのではやはり味気ないじゃないですか。つまり、この1年間の練習は嬬恋にリベンジするためだったとも言えます。




会場は標高1300m地点。
昨晩から降り続いた雨も小康状態を保ち、うっすらと雲がかかっていたというか、雲の中にすっぽり入っているような状態。











駐車場から会場まで1.5qくらいほどあり、激コミシャトルバスを避け徒歩にて向かったところ、この時点のトクさんの膝が爆破完了。


  







会場内は、昨年同様多数の物販、飲食物ブース等がありちょっとしたお祭りみたいになっていて楽しそう。


前回はトイレ40分待ちという、勝つか負けるか?より先にもらすか、もらさないか?というところにメイン戦がきてしまったというトイレット問題も・・・

仮設トイレがこんなにも!

 


トイレ渋滞はこれで解消されたかと思うのですが、オレは前回の反省点を踏まえ、麓で済ませてきてしまっただけに若干癪に障りました。
我ながら自分の心の狭さにはびっくりします。








さて、嬬恋キャベツマラソン大会は今年で3回目。
「冷涼な気候の中、高原キャベツに囲まれて気持ちよくアップダウンを楽しもうぜ」というコンセプトは同じなのでしょうが、1回目から毎回コースが変更されています。


 

 嬬キャベちゃん。ちょっと脳みそっぽいデザインです。




前回からの変更点はスタート・ゴール地点であったパルコール嬬恋の激坂がカットされ、標高差200mから150mとかなり楽なかんじに。






それでは順を追ってダイジェスト版でレース内容をお知らせいたします。

次は出ようかな?と思っているドMな人は必見です。









■スタート前

グズついていた空模様から、開会式の頃から一気に雨が降ってきた。しかも結構粒がでかい。


雨天でのレースは、メンバーは初めて。
シューズが濡れると重くなるばかりか、シューズ内での湿気でおマメさんなどもでき易くなるのでお勧めとはいえない。


みんなが着替えを濡らさないように大わらわしているところに、トイレに行っていたはずのポッと出がいきなり女性を二人連れ帰ってきた。


  


「あれ?もしかして・・・僕と同級生の方じゃないですか?」といういつもの手でナンパして連れてきたのかと思いきや、合コンで知り合った女性と偶然行き会ったとこのこと。


でも、それ自体にそんなに大差ないと思った。













■スタート

スタート地点は道路を全面封鎖して、そこにズラッと1,000人が並ぶ。先頭から見渡すとちょっと圧巻。

今年も目標タイム別スタートとなっており、係員さんが「目標45分」「目標60分」といった札を持って立ってくださってます。



大体どのレースも自らを過大評価して並んでいるランナーが多いので、「え?オレみたいなゴミ虫がこんな前でいいんですか?いいです、いいです、そこに生えてる草とか食べてますから」ってくらいにいつも卑屈な我がメンバーであっても、ある程度は前方にいないと大損こきます。


すでに移動の段階で膝にキている「天然膝爆弾」ことトクさんとクズ石以外は、先頭から5〜6列目に待機。






まずまずの位置かと思ったら、モミアゲのすぐ前に走る前からハフハフと息を荒げている、おおよそ体型的にこの位置にいること自体疑わしいオジさんがいるのに気づく。

  


いや、予想を裏切って速いならいいんですが、予想通りであるとすれば流れに乗り切れないであろうオジさんのビッグなヒップに阻まれ、かわすのも大変だろうし、悪ければ転倒なんてことも十分に考えられる。




しかし、「おい、ハフハフしているオジさんが前にいるから位置を変更しろ」と命令を下せるほど冷徹ではないので、それとなく「自己新出したいなら、もっと前に出たほうがいいんじゃない?」などと、それとなくモミアゲにサインを送るも通じず。


  




そして、スタートの号砲。

自分自身がタイミングよくスタートを切れるかどうかより、オジさんのケツにどうモミアゲが阻まれるのかだけが気になりながら走り出す。




つづく









第3回嬬恋キャベツマラソン その2




■1q


スタート直後にカーブし、すぐに急坂を下るコース。
するするっと先頭集団に紛れてしまったので、モミアゲとオジさんの動向はわからず。


その後、勢い余って先頭に立ってしまう。
オレの後方には999人のランナーがいるかと思うとムダに興奮する。

   



できるだけ斜面に逆らわず、リズムよく、かつ足音が立たないように走る。

通過タイムは2分55秒。













■2q


下りから一瞬平地になった途端に膝が抜ける。
やはり、今までの練習が空しく思えるほどに嬬恋の下りは半端ない。

花の命は短いというけれど、オレの天下はもっと短かった。早くも先頭から陥落。2番手に。





ここからは新コースで、バラキ湖という湖近辺まで行ってから折り返し。


あまりにもいい位置にいるため、折り返し前のメンバーたちは目を丸くしてすれ違っていく。いいか、これがオレの最後の雄姿だ!よく見ておけ!次の折り返し地点じゃこんないいところにいねぇぞ!!と精一杯余裕そうな顔を演出。

















■3q


また急な下りになって息を吹き返す。
このまま下りきったところにゴールがあるなら1位を取れそうな勢い。



「はい!『ホントは5q地点がゴール!』でしたーー!!」というドッキリが仕掛けられていたとしても、オレはきっと文句一つ言わない。

   



先頭に出かかるが、これと同じ坂を帰りに上らなければならないのを考えると、意図的にペースダウンをせざるを得ない。それが大人の選択。



いまだ2番手。













■4q



急な下りが終わり、パノラマラインと呼ばれる見晴らしの良いコースに。

先ほどと比べれば楽なコースかもしれないが、数年着込んだTシャツの襟首なみにヨレヨレとなってしまった今のオレには抗うことすらできずにずるずると順位を落とす。

    



ただいま3〜4番手。














■5q


いまだ続くアップダウン。見渡す限りのキャベツ畑。平地が恋しい。コンクリートジャングルが懐かしい。




15分先にスタートしていたハーフマラソンの選手に追いつく。




超いるよ、ハーフの部のランナー。


走るスピードが倍近く違うので、ガンガン抜いていくのだが、時折道路のセンター寄り(追い抜く方向)にフラッと出てくるランナーと時折衝突しそうになる。
もうサイドステップを刻む余裕はまったくない、まったくないのだよ。





通過タイムは16分48秒。
仕組まれたかのように、一年前とほぼ同タイム。

要はここからの出来如何が、この一年の成長幅を決めるのだろうけど、膝と腿が笑ってしまってまったく動いてくれない。敗色特濃。











■6q



折り返して、さっきのアップダウンの繰り返し。


給水所があったら100%利用している。本当にありがたい。ラブ給水所。できるなら立ち止まって2杯飲みたい衝動に駆られながらも足を叩いて前に進む。


気づけばきつい日差しが照り付けていた。




この頃、1qラップタイムは4分まで落ち込む。
あぁ、給水所のテーブル上にヘッドスライディングをかましたい。










■7q 



激坂は最高潮に。




実際、こんなくらいの登り坂です。





7q付近はひたすら直線の登り坂となっており、さっきまで競っていたランナーが今では豆粒ほどに小さく見える。
相手が早いのではなくて、オレが遅いのだという現実をまざまざと見せ付けられる。




顔色も旗色も悪い。

  


当初、復路は1q4分そこそこで登っていくという確信に近い予測を立てていたが、どこにそんな力が残っているというのかを自分に問いただしたい。


現在の1qラップタイムは5分以上!完全にジョグペースと変わんねぇ!!!!










■8q



まだまだひたすら登り坂。
そろそろ四足で走ったほうが速いような気がしてきた。










このあたりでは大きなカーブを曲がりながら登っていくコースが多く、これでもかとインコースをついて最短距離を走っていく。






往路では気づかなかったが、この大会は距離標示がとても細やかに設置されている。
バテてくるとペースが読めないので、体力配分しやすくて助かる。




1qごとに標示があるのだが、「残り2q」の次に当然くると思っていた「残り1q」標示が、「残り1.5q」だったのには膝の力が抜けて歩きそうになった。



  


この500mがずっしりと重いのです。











■9q




「5qの部」のランナーと合流。
フォームなど走り方から見ても、中盤からそれ以降の順位を走るランナーと思われる。


腐っても10qの部上位陣の走りを見せ付けてやろうと思ったけどほぼ同ペースで並走。




ここいらの人とそのままゴールに雪崩れ込みました。










第3回嬬恋キャベツマラソン その3

ゴール編




■「トリゴエがいない時だけエース」 ケイスケ


「残り0.5キロ」からが長かった。
40分切れるかどうかの瀬戸際で藻掻いて藻掻いて、ギリギリ39分台の9位。

グラップラー刃牙の板垣先生が書く「ノックアウトされた人からの視点」で描くように意図せずしてぶっ倒れました。


   








       


その後も立ち上がって歩くのがやっとな状況。



最初の5qが16分48秒だから、帰りの5qは23分かかった計算となります。

優勝した人はこの帰り道を20分くらいで走ってましたので、自ずと今後の目標が見えてきた感じです。

まったく満足できませんが、昨年のタイムが43分30秒でしたから、タイムだけ見ればまずまずなのかなぁ・・・










■「古豪復活!」 オカモト

「今回は無理しません」
前回の皇居マラソンで素人に完封負けを喫して、薄い影がさらに薄くなったオカモトでしたが蓋を開ければ、41分(14位)とかなりの善戦。
もうオレと大差ないじゃない・・・

きっと影で地道に特訓していたのだと思います。今回の殊勲賞。

昨年は48分だったから大躍進。














■「素人会最後の砦」 カナイ 

44分で20位。


さすが素人会筆頭。
このコースで45分切れるなら、平地は40分切りは確実でしょう。

力強い登りで、次に続くモミアゲとの差を拡げた形でゴール。堅いなぁ。
恐らく登りペースはオレとそう変わらないのかも。







■「素人会若頭」 モミアゲ

46分  27位

「下りを抑えて、登りで勝負を」という作戦自体は良かったのですが、5qまで後ろに張りつかれていたカナイに大敗。
登りだけで2分差がついたうえに、途中2回歩きました。

スタート前のおじさんケツ問題はすんなり抜いたそうなので言い訳にはなりません。










■「合コン王」ポッと出

49分。

目標であった45分からは大きく遅れてしまったポッと出。女性をチームに引き込んだことくらいしかいいところがなく、後半歩きまくったそうです。

結果的には失敗したかもしれないけど、体力温存策を取る人間が多い中、前半の突っ込み具合には敬意を表したいと思います。


■「体脂肪4%」ガリオ

50分。


昨年が57分でしょうから、随分とタイムは上がりましたが、出来栄えとしては消化不良気味。
登りにはある程度の筋肉が必要なんですが、やはり痩せすぎなんじゃないか、と、。

結論としますと、これからの飯は全部ハンバーグにすればいいと思う。








■「着やせ」のイッシー

52分。




「あー・・・明らかに太いですね」、とダービースタリオンシリーズで競走馬のパドックを解説する人みたいなコメントをしたくなるくらいに肉が・・・

   


人は見た目によらない、の代表格。
結論としますと、これからの飯は全部こんにゃく麺にすればいいと思う。









■「永遠の膝爆弾」 トクさん

目標通り、五体満足で無事完走を果たしたトクさん。

54分。今年になってから一度も練習に顔を出したことないのに、このタイムなら大したもんです。

大会終了後、いそいそと帰っていきましたが、その理由が「バンドの練習があるから」って言うからタフ極まりないです。



  

実はすっごい腕前のギタリストらしいことが最近判明。謎が多いなぁ。










■「坂をレイプ」クズ石

59分。



チームで一番遅いくせに、「順位だけ見れば全体で真ん中くらいじゃないですか!オレがんばったよ!ホント!今年も歩かなかったしさ!ま、歩いている人に抜かれたけど!」(原文まま)と、相変わらず向上心の欠片もないコメント。




特に声をかけることはありません。
怪我だけしなくてよかったです。







コースが少し楽になったのも含めて、全員が大幅な記録更新となりました。
順位も上位20人に3人がねじ込んできたのは大きな成長の証だと思います。



思いますが!!・・・上り坂に対しての敗北感はクズ石を除いて全員が感じており、「二度と出ない!出たくない!」というのが本音の感想です。
全然リベンジしようとか思えねぇよ。今はただただ完走したことへの儚い安堵感だけに満たされていたい・・・


と言いながら、来年の今頃には「リベンジしようぜ!!」などと率先して声をかけている気がしてならない・・・。


     




おわり

















【おまけ:第3回嬬恋キャベツマラソンコースの図】















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