■でかい絵を描いた





2008年12月20日(土)の詩咽



「1月4日の午後1時から、群馬県前橋市のどっかで(場所未定)100人集めてBBQやるんで書初めやって!」と、友人から依頼がありました。

主催は「将来の夢はカレーのプールで泳ぐこと!」で有名な群馬カレー部と 、「焼けるものなら何でも焼きます!」のyightcloveということで、正月にはおそらくあまり食わないものを食べれる企画となっておるようです。

他にも、県内のカフェの野外出店や、「山はぼくらのバニラエッセンス」でお馴染みのカービーも2009新作を引っさげての参加もあるとのこと。
正月のおせちと雑煮は食い飽きた!と言う方は七草粥よりいち早く、肉やカレーを食ってみてはいかがでしょうか?

ちなみにオレ自身は何やるかまだ考えてません。


※mixiのyightcloveコミュニィティでも募集してますが、もしmixi見れないけど行きたいという方はご一報ください。









2008年12月22日(月)の詩咽





百人BBQ企画のためにオレが何をできるのかと、この週末、ライブ三昧している最中にずっと考えておりました。

で、一度やってみたかった「ライブペインティング」なるものをやってみようかと思い立ったのです。よくライブで見かけるアレですよ、アレ。
ライブ開始からフラリフラリと絵を描き始めて、終了直前にガーッとでかい絵を書き上げるアレです。

とりあえず画材やその下地になるものとか何一つもっていないので、これから電ノコ唸らして手作りしてみたいと思っています。

でも、まず年賀状を作ったほうがいいと思う。

















2008年12月24日(水)の詩咽


クリスマスの準備なんかそっちのけで、ライブペインティング用の画材をホームセンターで購入してまいりました。
ホームセンターでは、オレのとなりのオッサンが一生懸命「網戸」を運んだりしてました。師走だなぁ。


当初は、「キャンバスみたいなものに布、もしくは紙を貼り付けて絵を描く」という漠然としたイメージで画材売り場を覗いてみたのですが、キャンバス高ッ!!?これくらいのサイズは欲しい!というものもなくはないのですが、うん万ですがね!
しかも、さらにイーゼル(絵を立たすやつ)もいかがですか?なんて店員に勧められた日にゃ目も当てられません。10万くらいかかりますよ。


自分の身の丈にあったものがなければ、自作するしかありません。
泡だて器やオーブンはなくとも、オレには電ノコとドリルがあります!

   



で、ホームセンターで買ってきた部材をおおよそ切り分けます。
部屋からスピーカーだけ伸ばして、音楽を聴きながら作業を進めます。


最終的には結構でかいものになるため、4分割できるように計画しております。

   



あぁ!サイズが違う!なんてことはしょっちゅうですが、利用方法が利用方法なだけに細かいことは気にしません!時間ももったいないから、木工用ボンドが乾くまもなく作業を進めます。



   

大体完成。
あとはこれを量産して合体させればOKです。


   

といわけで合体。
180×180あるはずです。



裏側にはみすぼらしい感じに、石やらブロックを配すことによってギリギリ自立可能です。
一応他の板同士の接合を考えて、ねじ止めしてありますが、これ風が強い日とかだったら一たまりもないだろうなぁ。


     

で、とりあえず模造紙貼ってみました。
模造紙すら小さく見える。

本番はこれを2枚張り合わせるかなぁ。


     


で、さっそく練習にペロッっと書いてみました。


     

拡大。
まぁ初めて書いたもんだしこんなもんかなぁと思ったのですが、一つ問題が発生!

これを書くのに要した時間10分くらい!
やばいイベント時間分なんて全然持たねぇ!










2008年12月25日(木)の詩咽





ここまで来たらもう後ろは振り返りませんし、振り返れません。

















2009年1月6日(火)の詩咽


強風吹きすさぶ中、群馬県は前橋市のとある公園で実施された百人バーベキュー。

主宰の「火力が強すぎてそんな頭になっちゃったんですか!?」と問いたださずにはいられない髪型のモテパンチさんに聞いたら、勢い余って115枚くらいチケットがはけたとのことで、百十数人BBQと相成ったようです。


        


なんにしても盛況で何よりでございます。

今回は『焼いと倶楽部』の方々が炭で顔やら人に言えないところやらを真っ黒にして、百数十人に対して大量の食材をひっきりなしに焼かれてました。本当にご苦労様でした。


 
大量の食材に

    

大量の調味料。
そういえば今回は塩ダレしか使わんかった気がする。


 

炊き出しっぽい雰囲気の会場。




さて、当のオレは、ライブペインティングというか2009書初め的なことをやることになっておりましたので、先日完成させたばかりのボードを組み立て始めました。

しかし、「群馬=サンドストーム」という数式が成り立ってしまうほどにここいらは風が強い地域でして、せっかく作ったボードを木に立てかけようとしても全然バランスがとれません。ネジで止めた4枚のボードがミッシリミシリと悲鳴に近い不快音を立てます。

このままですと、絵を描いている最中に真っ二つなんてことも十分に考えられます。それはそれで面白いかもしれんなぁ。別れる二人を左右に書いて、その二人は強風により分かたれる様をライブで実況するとかはどうだろうか?とくだらん提案をしている間に、サポートで遊びに来てくれていた友人たちの提案でボードを寝かすことにいたしました。


      
あぁ、何この安定感?
大地に抱かれて2009。

ものっそいしっくりくるにはくるのですが、こんなことならコンパネ寝かすだけで十分だったなぁとか、あの日曜大工の日々は一体なんだったのだろう、と悔恨の念に駆られて作業が進みません。

例えるなら、探し回ってようやく買えた服を意気揚々と着込んで遊びにいくと、その日に限って服には一切触れてもらえずに髪型ばかり褒められたりするような感覚でしょうか?バカヤロウ!これは天パだ!


そんな暇もなく時間に限りがありますので、さっさと書き出しをせねばなりませんのです、時間は無情なり。

今までありがとう、先割れネジ・・・オレのことは大丈夫だから心配しないでいいよ、電ノコの替え刃・・・・とりつけてあげる余裕がなくてごめんね、カーテンレール・・・




つづく

















2009年1月8日(木)の詩咽


気をとりなおしてイラスト製作に取り掛かりました。

「書初め」となるとやはりこう新年おめでとうございます的な雰囲気が前面にドバンと出ればよいかなぁ、と思っていただけで何を書くかはまったく決めないでこちらに来ておりました。


しかし、準備の慌しさに心奪われ、題材にいまいちピントが合ってきません。しかめ面でボードのうえで正座していますと、友人が肉を運んできてくれました。そういやBBQ会場なのに、全然肉食ってない!そういや今朝モチ食ってから何も食ってない!渡りに船!取り皿に牛肉!

わー!と肉にむしゃぶりついたのは良かったのですが、中途半端にレアっぽい触感。しかし、せっかく運んできてくれた友人の気持ちを無下にするわけにもいかず、一気に飲み込みました。

ブルリッ!
思わず体に寒気が走ります。
と、同時に、今にも強風で飛んでいってしまいそうな大きな紙を前に、一気に筆を走らせました。





やはり絵がでかくなると全体を掴むのが大変。






オレが目を離すと誰かがすぐに松ぼっくりを置きに来ます。







紙が足りないのでもう一枚追加して完成。

今年の抱負

「手づかみで生肉を食べるのが似合う男になる」


新年でありますし、抱負をでっかく書いてやりました。
多少の生肉もニコニコと口の中を真っ赤にして食べられるようなワイルドな男になりたいものです。

すると、友人たちがこぞって生肉を持ってきてオレに食わせようとします。
ううん、一年の抱負ですから下半期くらいからトライさせてください。



つづく

















2009年1月10日(土)の詩咽


やーやーやーやー、ゆっくりし過ぎた!!
気づけば太陽がちょっとカクテル色になりけり!



ここまで陽が傾いていると、日暮れまで一時間もないでしょう。

絵を照らすためのライトなんぞ持ち合わせておりませんので、あと小一時間で仕上げて「見て見て!!」とDJのマイクを分捕って放送するところまで行きつかなければならんのでしょうか?


まず無理!どうしたって無理!
そもそも何書くかも決まってないってのに!

とりあえず今求められるのは、クオリティでも可愛らしさでもいやらしさでも愛おしさでも切なさでもやるせなさでもなく、「速さ」そのものです。

とにかく速く書けそうなものってんで、手当たり次第に近くにいる人を書き出しました。似顔絵とか描いてる余裕もないもんですから、ひたすらにその人の特徴をミックスしたモチヒコを書きました。




左から、ずっと鉄板に付きっきりのアフロの人、カービー、盛り上がるとタンクトップになるフランス帰りの人。知らない帽子の人。

こんな調子で、性別の区別がつきづらいけど、当の本人または近しい友人クラスであれば辛うじて判別ができる程度の似顔絵?を量産してまいったのです。


とにかく目についた人は手当たり次第!ある意味、目でレイプしているようなもんです。

しかし、オレに書かれているとは露知らず、歩く歩く、動く動く、踊る踊る、トイレ行くトイレ行く、肉食う肉食う、で、どうにもジッとしてくれません。そらそうだろ。




悪戦苦闘しつつ人数を増やしていきますが、前面埋めるほどの時間もないことですから、松の木を書き始めました。




水墨画の心得とかあればもうちょいマシなもんになるのでしょうけど、泣いても笑ってもオレにとっての最上限の松でございます。こんなことなら親戚のおばさんに習っとけばよかった!



あぁ遠近感?くそ喰らえだ!!!







などと言っている間に、あたりは真っ暗。
参加者の皆さんも火の回りからだんだん動かなくなってきました。

オレも従来の場所では明かりゼロになってしまいましたので、少しでも明るいところへとボードを引きずって大移動を開始しました。


肉が振舞われる近辺はまだ火やライトで多少明るいのですが、中心部に2畳分のスペースをどでんと取ってしまうもんだから性質があまりよろしくないようです。

気温よりも周りの視線の方が冷たいなんてことはないと思い、そのあたりにスペースを取らせていただきました。

でも、冷えた肉程度には視線が冷たいような気がするのです。






さて、それでもしぶとく明かりをもとに松の木おおよそ完成。
遠くから見れば木っぽく見えなくもない、でも松っぽくはない。





幸い夜になって風は止んだのですが、気温は目一杯下がってまいりました。
絵描きにとって手は命。かじかんだ指をマイ七輪で暖めます。あぁ、本当に持ってきてよかった、七輪。さんま焼きたい!




ほどよく指が温まったところで画業再開です。




完全に疲れからか女座りになっていますが気にしないでください。

もうこのあたりからは、暗すぎて視覚がまったく頼りにならず、ほぼ第六感のみで絵を描いてました。

「わー、ワタシも書いてくださーい!!」と女性がせっかくオレのところに来てくれても、ほぼシルエットしか見えません。

視覚が頼りにならんもんですからとりあえず触らせてはもらえんかね?と尋ねることもできずに、実物3割、想像3割、妄想4割で書いていくしかありません。




そんな苦行を続けること30分。
完成とは言いたくないけど、これ以上は無理なので完成!




※クリックすると拡大画像を表示


最終的には138名もの人々がこの現場にいたそうなんですけど、オレが書けたのは柴犬をいれて48人くらいのもんでした。三分の一ってとこかぁ・・・・。しかも現場に柴犬なんていなかったというのに・・・・。



いやぁ、今年は、初めからいろんなもんを学んだような気がします。

まず、最初に気をつけなければならんことは「時間に余裕を持って行動する」ということでしょうか。






おわり