【フリークライマーへの道】 第1話




友人に誘われ行ってきましたよ、フリークライミング。

十年前ならともかく、今ではアミューズメントパークなどにも登場しているので、知っている人も多いと思います。ただ、実際に登ったことがあるという人はそう多くはないはずです。あんな股間に食い込むような安全具を人前でつけるのは、やはり抵抗があると思うのです。

それに『何かに登る』ってのは生活するにおいて、必要なシーンはそれほどありません。ですから、興味はあってもそれを始めるにはいたりませんでした。
仮にオレがビルの窓ふき清掃員なら覚えたかもしれませんし、巨大なミサイルの発射口跡地に作られた刑務所に収監された死刑囚であれば、脱獄のために覚えたかもしれません。



しかし、案外知らないだけで近くに専門の施設があるもんでして、友人とともに早速様子を見に行ってきたわけです。



場所は「ウォールストリート」さん。
何かアメリカの金融街みたいな名前ですね。


まず、フリークライミングとは何かという話になりますが、ロッククライミングと違い、屋内施設で壁にくっついたホールドという石状のものを手がかり、足がかりとして、上へ上へと登っていくスポーツ程度の知識しかありませんのよね、オレ。

係員さんに初心者であることを伝え、「死亡しても文句言いません」という承諾書にサインをし、レッツスタート。初っぱなから少し気が重い。


まず、素足で登るというわけにはいかないようなので、専用のレンタルシューズをお願いしてみました。

この専用の靴というのは普通に外履きスニーカーとして通用するようなデザインでまずまず外観がよろしいです。全然外でも履けます。

オレは足がでかいので27.5pをお願いすると、「この手の靴はサイズが規定より小さく感じますよ。」とアドバイスをいただきました。じゃぁ28pで、ということで履いてみましたがなんだこりゃ!小さすぎて一歩を踏み出すだけで痛みが走ります。





サイズ変えてください、とお願いしたのですが、店員さんは首を縦に振りません。どうやら靴の中で絵のような形で足の指を曲げないと力が入らないそうなのです。

      

つまり、クライマーたるもの烈海王やネイチャージモンのように足で拳を作れなければならないのです。
そのため、でかい靴では意味がないというのはわかるのですが、壁面に張り付く前から限界に挑戦をしているわけです。超痛い。

次回来るときは絶対にワンサイズ大きいのを頼むと思います。



つづく