■スペースサファリに行ってきた 第4話(最終話)




もうすでに開始から4時間近くの時間が経っていました。
でも、観客たちの熱はいまだ冷めることすら知らず、ただただ熱く湯気立つほどに沸き立っていました。
で、オレはというともう自分の仕事みたいなのがほとんど終了してるもんですから、気が楽になっちゃてほとんど観客化してました。酒も入ってるし。


で、演奏との合間に入るDJタイムで、映像見ながら気持ちよくなってると、おそらくこういう場所において似つかわしくないっていうかお目にかかることができない映像が流れ出します。

タコ踊りをする暴走族の集団。
金正日。キキララ。これらが微妙にミックスされた映像が音楽の合間に入ってきます。なんじゃこら。
その正体はオレ達の後にVJに入ったTAMさんの仕業です、。

     

この人のVJの仕方がまた変わっていました。
VJやる時って、パソコンの中に数多くの映像パターンを準備しておいて、それらを効果的に切り替えていくというのがセオリーだと思います。と、思ってました。

でも、この人肝心のパソコン持ってきてない。

その理由を聞いたら、「壊れたら困るじゃないですか」と。それもそうだけど、どうすんの?と思っていると、黒い固まりを2台、3台と積み上げていきました。

彼が積み上げたのはビデオデッキ。そしてその脇には大量のビデオテープ。すでに画像パターンを作り上げ、ビデオ録画してきたというのです。そして、3台のデッキの映像を切り替えて対応していくということなのです。はー、そういう考え方もありなんだーと感心してしまいました。ビデオテープのラベルに「北朝鮮」とか「キキララ」とか「野生の王国」とか「警察24時」みたいなのが見えるまでは。

最初は明らかに普通にミックスされるべきでないこれらの映像群に違和感を感じましたが、慣れてくるとこれはこれでオモロイ。周りの観客も自然とダンスが暴走族のタコ踊りっぽくみえてきた。乗せられているのか?







そんなノリもつかの間、最後のバンドとなる「犬式」の出番となりました。
時刻はすでに午前0時を遙かに回っています。
ハイファナの時と比べると少し人が減っている感は否めませんが、この時間まで残ってる観客はそれを補うには充分な濃さを誇っていました。
それにまだまだ人が踊れるような充分なスペースはないほどにみっちりと詰まっています。


公式紹介文

犬式
97年に開催された第1回フジロックでのジョー・ストラマーと三宅洋平の運命的な出会いを経て、Dogggystyle結成。吉祥寺をホームタウンとする旺盛なライブ活動を展開。04年、ギャロの『バッファロー‘66』『ブラウン・バニー』の配給、製作で知られるKINETIQUEの全面的バックアップの元「provincia RECORDS」を設立。バンド名を「犬式」と改名し、05年陽春には初のフル・アルバムをリリース予定。


公式HP



んでもって、この犬式のフロントマンである三宅さんという人がまた半端ななく濃い人で、服を3枚重ね着していても全部ノースリーブであったりするわけです。(音楽性関係なし)

    
           噂の重ね着ノースリーブ


で、その言動も逐一目を見張るものがあります。
あるエピソードでは、サファリクルーが東京へ出向き三宅さんと一緒に飯を食っている時でした。500円のカレーを注文しようとしたクルーの言動を遮り、「遠く群馬からわざわざ来てくれたオレの友人に食わせるだけの価値が、釣り合うだけの価値がこの500円のカレーにはありますか?」と訊ねたそうです。あ、熱い!おいおい普通、聞かないよ!そんなこと。仮に肉が少なくひたすら水っぽいカレーであっても大人しく食うようなオレにとって、こういうこと言える人間て憧れるところがあります。まぁ聞かれた側のお店の人には気の毒ですが。良いなぁ、おい。オレも三宅さんにそんなこと言われてみてぇよ!(音楽性関係なし)



あと、ベロが以上に長いらしいです。(音楽性関係なし)


      
      
          打ち上げで確認してきました






そして、演奏が始まるとこれまでにないほどの勢いで会場の空気が弾けました。それは犬式が奏でる楽曲だけでもなく、それに感応した観客達の産声だけでもなく、その両方が非常に濃厚に調和した何かでした。


   
         ステージ裏から撮影


んー、うまく言えないけど、こういうのってその場にいないとわからない何かがあるんですよね、と結局説明放棄をしてしまうわけです。んー、無理!実際に半端ねぇ感動したけど、それを文章で表せるほど語彙も経験もないんです。
そもそもオレが音楽の話を書くこと自体が間違いなわけで、隙間的な視点からでしかモノが書けんのです。ほんと、ゴメンナサイ。


で、その隙間的な視点からどのくらい感動したかっていうことを説明させてもらうと





   

盛り上がりすぎてサファリクルーと裸で踊ってた、しかもステージ上で。
(左からムラカミさん、mijaさん、、オレ、ホクロックさん


ありえない。ありえないですよ。少し減ったとは言え、400人もの人間のいる前で裸踊りって。どんだけ羞恥心がないんだよ、オレ。と今ならそう思いますが、あの時は違った、あの瞬間やたらとみんな熱すぎた。
逆に「何、お前ら服着てんだよ!?恥ずかしくないの!?」と観客側に訴えたくなるくらいに感極まってた。もう意味わからない。もうちょっとキてたら「男はパンツを脱ぎ捨てろ!」とか「女はブラのホックを外せ!」とか問答無用で言いかねない雰囲気でした。雰囲気に飲まれすぎ。



    

おかげで終了後、豆亀(居酒屋)に行くと脱いでたのがモロバレですっごい恥ずかしかった。



そして、この雰囲気を持続したまま数時間にも及ぶスペースサファリの全行程が終了しました。声なんかまともに出ないくらいに叫んだし、汗でなんかヌルヌルしてるし、当初気にしていたTシャツの汚れなんて気にならないほどに汚れていますけど、オレも含め会場に来ていた全員の表情が輝いてました。これだけの人数にこれだけのいい顔をさせられるって本当にすげぇことだなぁとその時思いましたよ。

その反動でオーガナイザーとして活躍したmijaさんは1週間ほど廃人のようになっていました。オレも3日くらい引きづりましたねぇ。

        
          

         翌日のバーベキューで肉が食えないの図



最後になりますが、オーガナイザーの白石さん、サファリクルーのみんな、出演者のみんな、本当にヤバイイベントが出来て最高に楽しかったです。本当に本当にお疲れさまでした。レポート遅くなってゴメンナサイ。
あんなに精神に異常を来すのではないかってくらいに盛り上がれることなんてそうそうありませんでした。








でも、打ち上げ会場に女子高生が制服で表れた時が一番盛り上がったかもしれない。                   


     

     「うぉぉぉぉ!!制服ーーーーーー!!」



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