アイドルコンサートに行ってきた  第2回




ホール内に入った途端にオレの顔をものすごい熱気が襲いました。聖地に集うファン達の熱い気持ちが熱気となっているのです。あと、湿気がすごかった。
トイレの洗面台でフゥーフゥー言いながら、頭に巻く手ぬぐいを濡らしていたポッチャリした青年はこの暑さを見越していたのです。鏡越しに目があった時はちょっとドキドキしちゃいました、目がやばすぎて。それとやっぱり湿気がすごかった。


オレとニッシーの席は会場の真ん中あたりに位置していまして、会場がそれほど広くないこともありステージまでの距離はそれほど遠く感じませんでした。

そして、この薄暗いホール内でやたら目立つのはペンライトとサイリュームです。


こんなの。

オレ達は何一つ持っていないというのに、このサイリュームを惜しげもなく使って、ひらがなの「あやや」というオブジェを制作する青年や、ちょうちんの中に入れる青年を見かけました。みんな目立とうと必死です。


ちなみにこんなのは基本中の基本。

    

両手で8本装備。そんな人全然珍しくありませんでしたね。電気は大切に!


でもこのサイリュームとかで一生懸命、松浦亜弥を応援しようっていう気持ちはわかるんです。いっぱいあるとやっぱり暗闇に映えますから。でも、一人明らかに方向性を勘違いして目立とうとしている男を発見。





ピカチュウの着ぐるみ青年

何でそんなに勝ち誇った顔しているのかがわからない。松浦亜弥が大のぴかちゅう好きって話ならまだしも。
しかも多くが半袖になっているこの熱気を考えると明らかな自殺行為です。そこまでしてやる価値があるのか?教えてピカチュウの中の人。


他にも松浦亜弥のイメージカラーが「赤」ということらしく、会場にはシャア専用機なみに赤で統一したオサレさん達がたくさんいました。ジオン軍に編入されちまえ!あと、ほとんどの人の背中に「AYAYA18」って書いてありましたね。前回でも説明しましたけど、あややが18歳て意味だそうですよ。でも、中には「AYAYA17」のTシャツの人がいましたから、きっとあの人は明日から嵐のファンクラブに強制編入されているはずです。


さて、そんなステキな人々を尻目に絵日記を書いていると、ホールに松浦亜弥の声で場内の諸注意についての説明アナウンスが流れ始めました。


それを聞いて、猛者どもが一斉に叫び出します。




会場内でも特異な格好している人たちは率先して「あやや〜!!」と野太い声でうなり始めます。何の呪文ですか?今日はサバトですか?
完全に録音の声にもかかわらず、精一杯声を張り上げる男たち。その表情は一様に熱を帯び、どいつもこいつもオルガズム寸前の顔をしてます。中には手を振ってる奴までいやがる。お前は何に対して手を振ってるんだ?ほんと、さっきからオレ「うわぁ・・・」としか言葉を発せてないよ、それしか言うことないよ。



しかし、そんな現状を冷静に見つめる男がオレとニッシーのすぐ左隣にいました。
彼は騒ぎ始めた赤い集団を横目に友人に呟いていました。




「あんな事やってるヤツらって、あややから見たら本当の意味で好かれるはずないよな・・・」







うん、お前もな!

そう呟いた彼の容姿はまさにオタそのもの。どこの秋葉原に出しても恥ずかしくない逸材です。
昔、バンダナにリュック背負ってるヤツが「恋愛なんて質じゃねぇよ、数だよ数!!」って豪語してるのを聞いて、食べてたラーメンを全部吐きだしたことあったけど、今回のも負けてないぞ。誇りに思ってもいいと思う。時代が時代なら百人一首に掲載されてもおかしくないほどの名言だと思う。


ニッシーと目を白黒させて、「オマエ、ドウルイコウ」って、ずっとアイコンタクトし合ってました。









ゴメン、全然レポート終わらないです。まだコンサート始まってないし。
続きはまた後日。